多様なパンの流行を乗りこなし、新たなトレンドを作るには

朝食やランチ、ちょっとしたおやつなどに欠かせないパン。
バリエーションも豊かで、さまざまなタイプのパンが数多くの店で販売されています。
ここ数年では高級食パンがブームとなり、高級食パン専門店が飽和状態にあるといえます。
今年に入ってからもマリトッツォが新たなブームとなったり、萌え断サンドイッチの店に改めてスポットが当たり、注目すべき商品が次々と現れています。
今回は売り手として向き合うパンのトレンドづくりについてご紹介していきます。

形を変えながら定着していくトレンド商品

毎年何かしらブームになる商品が出るほど、目まぐるしく変わるパンのトレンド。
売り手としては、常にトレンドの半歩先を捉えながら、商品の提案を行っていきたいところです。
今年のブームとしてまず挙げられるのが、「マリトッツォ」ではないでしょうか。
福岡のベーカリー「アマムダコタン」から火がついたマリトッツォは、あっという間にコンビニチェーンでも販売されるようになりました。
マリトッツォはイタリアの伝統菓子のひとつで、ブリオッシュに生クリームを挟んだもののことをいいます。
イタリアでもクリームに松の実やレーズンを入れることもあり、日本ではクリームに抹茶やチョコレートを加えたり、フルーツで飾ったりするにとどまらず、ブリオッシュをメロンパンに変えたり、生クリームとともにあんこを挟んだりと、徐々に見た目の形だけをキービジュアルとして独自の進化を遂げつつあります。
作り手の創意でさまざまに形を変える商品もこのようにある一方で、そのままの形で定着していくものもあります。

最終的には定番のレシピが定着する

ブームにともないさまざまなアレンジが登場するのは、どんな商品にもあることではありますが、かつてのティラミスブームを見ればわかるように、最終的には元々の、定番レシピに落ち着くことが多いように思われます。
今回のようにイタリアの伝統菓子であれば、そもそものレシピが歴史の中を生き抜いてきたものであればなおさらといえるでしょう。
しかし、トレンドの只中にある商品に対し、さまざまなアレンジのアイディアを提供するのは非常に大切なことです。
シンプルなものほどアレンジがしやすいともいえるので、自社の商品と照らし合わせながら、どんなものを挟むと良いか考えたり、どんなものでクリームを挟むかといったアイディアを取引先に提供することで、新たなビジネスのきっかけが生まれたりするものです。
ブームを利用して積極的にアプローチしたいものです。

ブームから定着期に移行する高級食パン

近年はトレンドそのものも、マリトッツォのように地方発で火がつくことが多くなり、かつてのように都心の有名店からブームが始まる、ということがなくなってきました。
一方では高級食パンの店が長いプームとなっており、数多くの店が出来、飽和状態になっています。
こうした高級食パンの店も、今後は差別化をしていかないと生き残れない状態になっているともいえるでしょう。
ブームだけにとどまらず、いかに定着していくかも考えなければいけません。
売り手として、ベーカリーの差別化に対してのヒントを提供していくことも、大切なアプローチになってきます。

高級食パンブームの次は「萌え断(もえだん)」になる必然

今年に入ってから、高級食パンを販売するベーカリーカフェなどで提供されて静かなブームとなっているのが、高級食パンを使用したフルーツサンドや具だくさんのサンドイッチです。
何年か前にエル・ア・ターブルなどの雑誌が提案することで小さなブームとなった”断”面がカラフルで美しい「萌え断サンドイッチ」が、そうした店で取り入れられるようになったのは、高級食パンという素材の必然だといえるでしょう。
どんな具材も高級食パンで挟めば、贅沢なサンドイッチとして認知されるため、日常のちょっとした贅沢として購入される商品になっているといえます。
このように、食パンで作ることの出来る料理は、高級食パンのベーカリーで展開しやすい商品だといえ、サンドイッチにとどまらず、フレンチトーストやクロックムッシュといった商品を展開していけば、高級食パンを贅沢に使った商品として話題になることは間違いありません。

高級食パンと親和性の高い「こだわり食材」

高級食パンは元々が、こだわった食材を使用して作っているということもあり、サンドイッチなどのアレンジに使用する食材も、こだわり食材を選んで商品を作っていく方向になりやすいといえます。
卵やバター、野菜やハムといった食材も、「顔の見える」食材を使用した、プレミアムな商品づくりに結びつきやすいといえ、お店のこだわりを反映したものになる傾向が高いといえるでしょう。
週末など、ちょっと贅沢したいときに食べるサンドイッチや惣菜パンとして定着させるのも、食パンの購入者をターゲットにするなど、比較的購入層を絞り込みやすいといえます。
購買層も高級食パンをちょっと贅沢するときに食べる層であり、高級食パンと親和性の高いこだわり食材を、実際に生活に取り入れている人も多いことから、商品を手に取りやすいともいえます。
萌え断サンドイッチを作る上で必要になる、具材に使用するプレミアム食材や、フレンチトーストやクロックムッシュに使う乳製品などを積極的に提案したいところです。

次なるブームはどこにあるのか

マリトッツォや高級食パンなど、現在までのヒット商品と、これからのアレンジについてご紹介してきました。
では、これからブームになる商品はどんなものがあり、どこにあるのかを探っていきましょう。
ここ数年、パンのブームの火付け役になっているお店があるのは、先にも触れたように、東京の有名店でなくなっている、という事が挙げられます。
これからブームが来そうなものも、地方発信のものが多いのが特徴です。
SNSの時代になって、東京の有名店まで行って並ぶ、ということをしなくても、スマホ1つで商品が予約、購入することが出来るものが増えているともいえます。
その分、ブームのヒントを探す上で、全国のお店にアンテナを張ることが重要になってきます。

カフェチェーンの展開からじわりと広がるブーム

例えば、ここ数年静かなブームになっているのが、名古屋発祥の「小倉トースト」をアレンジした商品。
あんことバターをたっぷりと使用した菓子パンがじわじわと話題になっています。
「珈琲所コメダ珈琲店」が全国区になることで派生した小倉トースト人気は、名古屋だけでなく、東京でも「あんバターサンド」にかたちを変え、数多くのお店で提供されています。
コメダ珈琲店は名古屋発祥のカフェチェーンということもあり、フードも定番商品に混じって独自のものを展開しています。
エビカツや味噌カツを挟んだサンドイッチは、名古屋ならではの商品。
こうした商品も、高級食パンを使用したサンドイッチにアレンジすれば、人気商品になる可能性もあります。
コロナ禍で地方に旅行がしにくい環境下ということもあり、地方で親しまれている味を商品化すると話題になりやすい状況もあるので、地方の味覚を買い手企業に売り込みやすいともいえます。
アレンジのアイディアとともに、積極的にアピールしたいところです。
『BtoBプラットフォーム 商談』で、Web展示会を開けば、地方の企業でも東京や大阪などの都市部にアピールしやすく、新たなビジネスが生まれる可能性もあります。

次なるブームはどんなものになるのか

コロナ禍であることを逆手に取った、地方の食を取り入れたサンドイッチや菓子パンの提案は、次なるブームに先鞭をつけるともいえ、売り手企業としては積極的に取り入れていきたいところです。
また、SNSなどで話題になっていることをいち早く取り入れていくことも必要になります。
例えば、インスタグラムで最近話題となっているのが、兵庫県姫路市にある「熟成純生食パン専門店本多」のキューブパン。
8センチほどの立方体をしたミニ食パンに、色とりどりのフルーツやチョコレート、抹茶などでデコレーションしたものが、常時40種類ほどショーケースに並びます。
見た目も華やかなため、ちょっと贅沢なランチやおやつ、お土産などに重宝なことから人気となっています。
高級食パンのお店で取り入れることも可能だといえ、提案のしやすい商品だといえるでしょう。
トレンドに敏感になることは、売り手企業としては必須の条件でもあり、トレンドと自社の商品を照らし合わせながら次なるブームを作っていくつもりで、買い手企業に提案したいものです。
『BtoBプラットフォーム 商談』の商品カタログは、日々変わるトレンドを反映した商品ラインナップを掲載しやすいものになっています。
新しいビジネスには新しい食材をもつ企業の助けが、買い手企業には必要になります。
こまめに更新してどんどん買い手企業とマッチングしていきましょう。

コンビニの中食から始まるカレーパンブーム

今年の6月、セブン-イレブンの一部の地域で「お店で揚げたカレーパン」が販売開始になりました。
カレーパンというと、惣菜パンで不動の人気を誇る定番商品というイメージが定着しているものですが、コンビニの中食で使用するフライヤーを利用し、店舗で揚げたてを販売するという、かなり画期的な展開を始めたのです。
コンビニが中食に力を入れて、店舗にフライヤーなどの設備を設置するようになってだいぶ経ちますが、カレーパンという、惣菜パンの中でも手軽な食事として親しまれている定番商品を展開することは、大きな転換点となるのではないかと考えられます。
カレーパンは冷凍のものを使用すれば食材のロスも少なく、そうした点でも一般の店舗に派生しやすいといえます。
パンで包む具材を変えたり、揚げパンのバリエーションを展開したりことも可能で、揚げたてという利点を利用しながら、さまざまな商品の提案が可能になるといえます。
コンビニの中食から始まるカレーパンブームに期待を寄せたいところです。
カレーパンといってもさまざまなカレーがあり、どういうタイプのカレーを、どんな生地で包むと美味しいか、考えながら提案するのもいいでしょう。
『BtoBプラットフォーム 商談』では、取引先との商談をオンラインで行うことも出来ます。
コロナ禍に買い手企業との企画を練るための場としても、積極的に利用しながらビジネスを展開していきましょう。

自社の商品の強みを利用したトレンド作り

高級食パンやマリトッツォのような菓子パン、コンビニの揚げたてカレーパンまで、さまざまな形で消費者の生活に深く入り込んでいるパン。
主食という性質もあり、さまざまな食材を合わせられることから、自社の食材を提案しやすいのではないかと思います。
売り手企業として、常にトレンドの半歩先を行く提案をするには、周囲にアンテナを張ることも重要ですが、何よりも自社の商品への理解と、商品をアレンジする応用力が大切だといえるのではないでしょうか。
自社の商品のことは知っていても、どのように使うかは意外と買い手企業のほうがアイディア豊富なこともあります。
買い手企業がどんな商品に使ったのか、こまめにチェックすることで、商品に関する知識も更新されます。
のちのトレンド作りのヒントは、買い手企業が握っていることも多いので、チェックを欠かさないようにしましょう。

SNS時代+コロナ禍ならではの商談スタイルを

SNSの時代になって、地方であっても都市部と変わらずに売り込みがかけられるようになったことを、コロナ禍はさらに後押しする形になっています。
とはいえ、いきなり馴染みのない地域で営業をするのは心もとないものです。
『BtoBプラットフォーム 商談』では、日本全国の買い手企業に、商品カタログを登録するだけでリーチできる仕組みが整っています。
商品カタログの更新をこまめにすることや、Web商談会を行って商品をアピールすることで、新たな買い手企業が商品に興味を持ち、商談に繋げやすい仕組みを整えているので、会社のある地域が地方であれば、それが利点として働くこともあります。
こうした商談のスタイルは、この時代ならではのものともいえ、上手に利用することでビジネスを大きく発展させていくことが可能です。
積極的に『BtoBプラットフォーム 商談』を利用して、自社の食材で新たなトレンドを作っていきましょう。
次のブームの鍵はまだ気づいていないだけで、自社の商品に眠っているのかも知れません。
その可能性をどんどん買い手企業と探っていきましょう。

監修者

アートアンドヘルスケア株式会社 代表取締役 森下浩隆(もりしたひろたか)

アートアンドヘルスケア株式会社

代表取締役 森下もりした浩隆ひろたか-Morishita Hirotaka-

『「いいもの、いい会社」を広める支援することで、世界を一歩前進させる!』という想いで「食品、サプリメント、化粧品等で累計500億の販売してきたノウハウ」を提供しているコンサルタントEC売上4000万を1年半で1億2000万に。【年商3億→年商100億などの実績あり】
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