福岡県が誇る農水産物を日本全国へ売り込む

北九州市と福岡市という2つの政令指定都市があり、九州地方最大の都市である博多を擁する福岡県は、九州の文化や経済の中心地として栄えています。

そんな福岡県は、九州の中でも都会のイメージがある割に農地が多く、県内の牧場では牛や地鶏が盛んに育てられており、全国的に知られているブランド食材も数多くあります。

さらには日本海や瀬戸内海、有明海という3つの海に面していることから、さまざまな魚介類や海苔などの水産物が獲れるのも魅力の1つです。

福岡県の食材はどれも高品質で、全国展開すればまだ販売したことのない地域での新規顧客開拓ができる可能性を秘めていますが、日本全国へ効率的にとなると、どうすればよいのでしょうか

福岡県の農産物を日本全国へ売り込んでいくには？

福岡県は九州最大の平野である筑紫平野を中心に農業が盛んに行われており、イチゴの「あまおう」など、全国的に広く知られている農産物も多くあります。

その中でも近年、ブランド化させるために市を挙げて積極的に取り組んでいるのが福岡県田川市の「ピュアパプリカ」です。

新たな産業を創出し、地域を活性化するために生まれた、田川市のピュアパプリカは、赤や黄色、オレンジといったカラフルな色使いで、ピーマンのような苦味が少なく、甘みがあるのが特徴です。

パプリカのような色鮮やかな野菜は料理に彩を加えたいときにも活躍することから、おしゃれな洋食店やカフェにターゲットを絞ってアプローチしていくことで、効率的に販路拡大を図れることでしょう。

さらに遠賀郡水巻町の特産物として今注目を集めているのが、「水巻のでかにんにく」です。

遠賀川の恵みと温暖な気候の中で育てられるでかにんにくは、通常のにんにくの約5倍ほどの大きさを誇り、でかにんにくを使った加工食品も人気があります。

ビッグサイズのにんにくは全国的にも珍しいことから、水巻のでかにんにくを売り込んでいきたい場合、地方のさまざまな食材をメニューに取り入れているような飲食店に向けて、そのおいしさや魅力を伝えていくことで、新規顧客開拓につなげることができるしょう。

また、にんにく料理専門店は、にんにくに対してのこだわりが強いことから、生産方法や他には無い独自の特徴をアピールしていくことで、取り引きを前向きに検討してくれるかもしれません。

ポスティング代行を活用して福岡県の農産物を効率的に売り込む！

今まであまり販売したことのなかった遠隔地などで新規の顧客を獲得するには、どんなことから始めればよいのでしょうか。

地元である福岡県や九州地方、比較的近い中国地方や四国地方を除いた関西地方と東日本などで、取り扱っている福岡県産の食材を販売するには、最初にその食材が福岡県産で質のよいことを知ってもらうのが重要です。

例えば、福岡県には「ラー麦」と呼ばれるラーメン用の小麦がありますが、ラー麦を全国のラーメン店に売り込んでいくには、まず存在を認知してもらうため、SNSを運用したり、インフルエンサーを利用したマーケティングを行ったりと、自社に合ったスタイルで積極的に販促活動をして、認知度を高めていくことから始めましょう。

アナログでも打つ手があります。チラシの作成です。

ラーメン店向けに商品の特徴や活用方法などを詳しく掲載した独自のチラシを作って配布することで、普段SNSを見ない方に向けてPRすることができます。

しかし、遠方のラーメン店に1件1件チラシを送付するのは、コストや作業時間がかかるため、実行するのは費用対効果の面から見て現実的ではありません。

そこで活用したいのが『BtoBプラットフォーム 商談』の「ポスティング代行」です。

このサービスでは『BtoBプラットフォーム 商談』の買い手企業に向けて、売り手企業の商品チラシをインフォマートがポスティング代行します。

特定の業種にターゲットを絞って配布することもできるので、興味を持ってくれそうな買い手企業のみにPRすることも可能。効率的にアプローチできます。

「ポスティング代行」を活用することで営業から商品訴求までをスムーズに行えるようになり、これまで販促活動にかかっていた人件費やコストを削減できます。

福岡県の水産物を日本全国へ売り込んでいくには？

福岡県は筑前海の天然マダイや有明海で生産される福岡有明のりといった全国的に有名なブランド水産物以外にも、まだ知られていない水産物がたくさんあります。

例えば、志賀島の名産品として知られる「金印汐わかめ」は、わかめの養殖地として好条件の玄界灘の荒波で育った濃い緑色でツヤのある、シャキシャキした肉厚のわかめです。

そして名称は有名な国宝「金印」が発見された場所にちなんだ話題性があり、特徴のあるネーミングは知名度と地域の名産品というアピールで全国的に売り込んでいけます。

さらに近年注目されているのが、福岡県東部の豊前海で養殖されている「豊前海一粒かき」です。

一粒一粒丁寧に表面を磨き、殻付きのまま出荷されることから、この名が付けられ、栄養豊富な豊前海のミネラルを吸収していることで、他の産地の牡蠣よりも大粒で身入りが良く、濃厚な味わいを楽しむことができます。

豊前海一粒かきは、品質がよいだけでなく、見た目の美しさにもこだわっているため、このような手間ひまかけて丁寧に生産されている水産物は、付加価値のある食材を使いたいというこだわりを持つ飲食店向けや、贈答用として売り込んでいくとよいでしょう。

福岡県の水産物を効率的に売り込むにはWeb展示会が便利！

東京や大阪、その他の都市部にある飲食店では、さまざまな地域の食材を仕入れて使っている店が多く、個性豊かな地方の食材が店の顔となっています。

店によっては食材や季節によって、仕入れる地域などが決まっているケースも多く、毎年同じ時期に同じものを仕入れて提供し、それが顧客に評判となっている場合もあります。

そのような仕入れを行っている飲食店は遠隔地からの仕入れに抵抗がないため、常にアンテナを張って地方のよい食材を探している場合が多く、福岡県の食材も提案次第で契約に結びつく可能性が高いといえるでしょう。

このような、地方の食材を積極的に取り入れている都市部にある飲食店に向けておいしさや魅力を伝えていく手段として、おすすめなのが『BtoBプラットフォーム 商談』の『Web展示会』への出展です。

このサービスでは、インターネット上でWeb展示会を開催することができ、自社の特徴や強みを動画やパンフレットでPRすることができます。

例えば、芦屋町の地域ブランドである「あしやんいか」と呼ばれるやりいかを『Web展示会』に出展して売り込みたい場合、おすすめの調理方法を動画で説明したり、名前の由来や芦屋町の歴史などを説明したパンフレットを閲覧できるようにしたりと、興味を引くような情報を織り交ぜていくことで、「あしやんいか」の認知度を上げ、それを導入するお店側のメリットを伝え、エンドユーザーにいかに好まれるものであるかをアピールし、サンプル依頼の申し込みを誘い、取り引きへ繋ぎます。

『Web展示会』は『BtoBプラットフォーム商談』の売り手会員なら基本的に追加費用なしで利用することができ、展示会の内容は定期的に開催される企画以外にも持ち込みで企画提案することもできます。

福岡県の畜産物を日本全国へ売り込んでいくには？

福岡県には魅力的な畜産物が多くあり、その中でも福岡県を代表する畜産物として知られるのが「博多和牛」です。

筑後平野が広がる牧場で飼育されている博多和牛は、繊維質が多い稲わらや牧草、さらにはとうもろこし、麦、大豆といったオリジナルの飼料を給餌されています。そのような良質な飼料を与えられて育った博多和牛は見事な霜降りが入り、ジューシーで甘みのある美味しさ。福岡が誇るブランド牛として多くの高級料理店で扱われています。

さらに、福岡県は牛だけでなく鶏肉の生産にも力を注いでいます。福岡県を代表する銘柄鶏である「はかた一番どり」は、旨味成分が一般的な鶏肉よりも多く、さらに様々な料理に使える適度な歯ごたえで、多くの飲食店で活用されています。

このような知名度の高い畜産物は、都市部の飲食店に興味を持ってもらいやすいです。
しかし、現在仕入れている食材から新規に提案する食材へ切り替えてもらうことでどのようなメリットがあるのかを具体的に伝えなければ取り引きにつながらないことも多く、成約率を上げるにはターゲットにしたい業態の飲食店が現在どのような畜産物を仕入れたいと考えているのか、事前に調べておくことも大切です。

募集情報への見積提案で福岡県の畜産物を効率的に売り込む！

福岡県産の食材を新規顧客へ売り込んでいくためには、自社商品に興味を持ってくれそうな飲食店をリサーチして営業リストを作り、1件1件にアプローチしていくのもよいですが、その飲食店が現在の仕入れに満足している場合、成約に結びつけるのは難易度が高く、間に合っているなどの理由で断られることもあるでしょう。

このような課題を解決するための営業ツールが『BtoBプラットフォーム 商談』の「募集情報への見積提案」です。

このツールは買い手企業が「こんな商品を求めている」「このような売り手企業と取り引きしたい」などといった募集を『BtoBプラットフォーム 商談』内に掲載、売り手企業は、その募集に対して商品を選択するだけで簡単に見積書を作成・送信することができるというもの。

例えば、福岡県のブランド豚である「博多すぃ～とん」を「募集情報への見積提案」を活用して売り込んで行きたい場合、「豚肉の仕入れ先を探している」「ブランド畜産物を扱う売り手と取り引きしたい」といった募集が掲載されていないかチェックしてみましょう。
そして気になる募集を見つけたら積極的に見積提案を行い、新規顧客の開拓へつなげていきます。

まとめ

今回は、福岡県の食材を日本全国の飲食店へ売り込んでいくためのポイントをご紹介いたしました。

福岡県の食材はとても幅広く、温暖な気候を生かして作られる野菜や果物、豊かな海に育まれる豊富な魚介類に、丹精込めて育てられる畜産物や手間ひまかけた加工食品など、どれも高品質なことでも知られています。

福岡県産の質のよい食材を取り扱ってきたものの、遠方での新規顧客開拓はコストがかかりすぎて諦めていた企業は、『BtoBプラットフォーム 商談』を利用することで新規顧客の幅が広がり、ビジネスを成長させる可能性も広がるといえるでしょう。

業務を効率化させるだけでなく、新たな顧客獲得に繋がる『BtoBプラットフォーム 商談』をぜひ利用してみてはいかがでしょうか。