明日から始められる!飲食店の売り上げを伸ばす方法
飲食店経営を軌道に乗せて成功させるには、安定した売り上げを誇る人気店を目指す必要がありますが、売り上げを伸ばそうとあらゆる手を打って努力をしているつもりでも、思うように売り上げが伸びず、苦戦していると言う方も多いのではないでしょうか?
毎日の売り上げによっては経営存続にも大きく関わってくることから、まず売り上げが悪い原因を突き止め、それに合わせて改良を重ねていくことが大切ですが、それだけでなく売り上げを伸ばすには、様々な工夫を行い、集客アップを目指していくことも重要です。
成功している飲食店では、売り上げアップを図る為に様々なアイデアを駆使して日々取り組みが行われており、有名店も行っている数多くの戦略を実践してみることで、自分の飲食店も晴れて軌道に乗せられるかもしれません。
そこで今回は、成功した人気飲食店もやっている、飲食店の売り上げを伸ばす方法をご紹介します。
目次
飲食店の売り上げを伸ばすコツ①客単価アップを目指す
飲食店の売り上げを伸ばすには、客単価アップを目指すことが最善です。
まずメインの料理には、平均的な価格のメニューだけでなく、量が少なめの低価格のメニューも充実させるようにしましょう。
量が少ないメニューを頼んだお客さんは、他にもいくつかのメニューを注文してくれる可能性が高いことから、サイドメニューを充実させるようにすることで、客単価のアップを図ることができます。
さらにドリンク類の在庫を多くストックさせておくことも大切です。
ドリンク類は、原価が安いことから売り上げだけでなく利益率アップにも大きく貢献してくれます。
居酒屋ならお酒、ファミリー層の利用が多い店ならソフトドリンクと言うように、飲食店のジャンルによって売れ筋のドリンクは異なる為、自分の店の利用層に合わせて提供するドリンクのラインナップを考えていきましょう。
さらに、客単価アップを目指すには、思い切って高級志向のメニューを増やしてみるのもおすすめです。
価格は特に気にせず、純粋に品質の高い料理を楽しみたいと言う層も一定数いることから、その層を掴むために通常のメニューとの差別化を図り、特別なメニュー表を作成するなどしてプレミア感を演出してアピールしてみましょう。
飲食店の売り上げを伸ばすコツ②定期的にメニューを見直す
ジャンルに関係なく飲食店では、定期的にメニューの見直しを実施しており、より一層売り上げが上がるように日々改善を重ねていくことが大切です。
看板メニューをブラッシュアップして改良したり、また、定番メニューを少しマイナーチェンジしたりと、少しずつ変化を加えるだけでも、新鮮な印象を与えてくれます。
また、人気があまり無いメニューも定期的に見直すことも大切ですが、販売数が少ないと言う理由で直ちにメニューの販売を停止するのは、望ましくないと言われています。
削減対象のメニューがサイドメニューだった場合は、メインディッシュと一緒に注文すると言うお客さんも少なからずいることから、サイドメニューの選択肢を減らしてしまうことで客足が遠のいてしまう場合もあります。
不人気のメニューと新メニューと入れ替えてみても、案外売り上げがほとんど変わらないことが多い為、余程売り上げが悪かった場合を除いて見直す際にはよく分析をし、本当に必要なメニューかどうかを検討してみましょう。
飲食店の売り上げを伸ばすコツ③コンセプトを決める
競合する他の飲食店との差別化を図る為にも、明確なコンセプトを決めておくことも大切です。
「旬の食材にこだわった懐石料理を提供する和食店」、「デートにもぴったりのおしゃれな雰囲気の洋食店」などのようなコンセプトに加えて、
品質にこだわった高級志向なのか、またはリーズナブルな低価格志向なのか、そして、どのようなシーンでの利用に向いているのかなど、はっきりとしたコンセプトを一度設計することで、客側もどのようなお店なのかイメージを掴みやすくなります。
おしゃれな内装やメニューにこだわった飲食店ほど、明確なコンセプトを掲げることはとても重要になり、さらにピンポイントで来店してもらいたいターゲット層がある場合、「落ち着いた空間で女性一人でも利用しやすい」、「スイーツが充実していて女子会にもおすすめ」と言った、特定のターゲットに向けてアピールすることも忘れてはなりません。
コンセプトは、お店のキャッチコピーとしての役割もあることから、慎重に決めていきましょう。
飲食店の売り上げを伸ばすコツ④メニューの品数を増やす
お客さんに多くのメニューを注文してもらい売り上げをアップさせるには、メニューの品数を増やすことを検討してみましょう。
メニューの品数は、飲食店の規模にもよりますが、1人のスタッフが対応できるのは、平均で40品目だと言われています。
ですが、増やしすぎると食品ロスのリスクを抱えてしまうこともある為、店の規模や従業員の人数などを見て考慮し、負担をかけずにできそうな範囲で徐々に増やしていくようにしましょう。
また、メニューを増やす際には、なるべく少ない食材で手短に調理できるものがおすすめで、さらに売り上げを伸ばす鍵となるのが、業務用食材を上手に取り入れていくことです。
生の食材よりも冷凍の業務用食材を積極的に活用することで、食品ロスを防ぐことができるのはもちろんのこと、調理済みの業務用食材を使うことで調理時間の短縮にもなります。
近頃では、業務用食材の多様性が富んでおり、安っぽさが全く無く、一般的なレストランでも提供できるような本格的な出来合い品も売られています。
出来合い品なら、メニューを一から考える手間を省くことができ、開発コストをかけずにメニューの幅を広げることが可能です。
飲食店の売り上げを伸ばすコツ⑤限定メニューを高頻度で売り出す
リピーターや常連の顧客を飽きさせない為にも、限定メニューを高頻度で売り出すようにしてみましょう。
一口に限定メニューと言っても、旬の食材をふんだんに使用した「季節限定メニュー」を始め、曜日ごとに異なるメニューを提供する「日替わりメニュー」、さらに朝食やランチなどの特定の時間帯のみ提供する「時間限定メニュー」など、様々なやり方があり、中でも旬の食材を使用したメニューは人気が高い為、大々的に宣伝をすることで、集客アップにもつながります、
“限定”と言うことを強調してアピールするほど人気が出やすくなる傾向にあり、1日限定○食など限定性を高めていくこともより一層、希少価値が生まれます。
限定メニューを作る際に是非参考にしたいのが、業務用食材を扱っている仕入れECサイトです。
仕入れECサイトでは、季節の旬の食材や今トレンドの食材が、特集ページや検索などから簡単に探すことが可能で、定期的にサイトをチェックしてみることで、メニュー開発のヒントにもなるかもしれません。
飲食店の売り上げを伸ばすコツ⑥プロモーション(販促)を強化する
売り上げを伸ばす為には、店の知名度をさらにアップさせる必要があり、今よりももっと多くの人に知ってもらうには、プロモーション(販促)をさらに強化して行っていきましょう。
様々な販促方法がありますが、その中でも特に効果が期待できるのが、クーポン券の配布です。
メニューの割引や、ドリンク1杯無料等のクーポンは、一見売り上げが減少しそうに思いますが、クーポン券がきっかけで来店してくれることも多いことから、新規のお客さんを取り込む為には、定期的にクーポン券を配布しましょう。
また、SNSを活用することでコストをかけずに販促活動をすることが可能です。
美味しそうな料理の画像や、店内の画像などを多く投稿することでお店の雰囲気が伝わり、来店するきっかけになってくれるかもしれません。
飲食店の売り上げを伸ばすコツ⑦気軽に入りやすい入口や外観に改装する
いまいち売り上げが伸び悩んでいるのは、ひょっとすると店の入口や外観に問題があるのかもしれません。
入口や外観は特に重要視していないと言う経営者の方も多いかもしれませんが、実は入口や外観のデザインによって、お店の売り上げを大きく左右してしまうこともあります。
お店の入り口や外観のデザインは、たまたま通りかかった人でも躊躇なく気軽に足を踏み入れられるような、入りやすい雰囲気を作ることが重要です。
お客さんが目を引きそうな看板を設置したり、さらにおすすめメニューなどの写真や価格などを入口に提示しておくことでどのようなジャンルのお店なのか分かりやすくなる為、初めての方でもハードルが低くなって来店しやすくなります。
また、清潔感を出すことも特に重要になり、さらに入口や外観をおしゃれな雰囲気で演出することで、女性客の集客アップを狙うこともできます。
飲食店の売り上げを伸ばすコツ⑧デリバリー(出前)・テイクアウトを導入&強化する
近頃、デリバリーやテイクアウトの需要が急激に伸びて来ており、これまでは一切行っていなかった飲食店も、次々に導入し始めています。
デリバリーやテイクアウトを導入することで、これまで以上に様々な人に知ってもらうきっかけになり、売り上げアップが期待できるだけでなく、新たな顧客を獲得する絶好の機会にもなります。
デリバリーを強化したいと言う際におすすめなのが、フードデリバリーサービスへの加盟です。
アプリなどから簡単に注文できるフードデリバリーサービスは、利用者が年々増加傾向にあり、フードデリバリーサービスに加盟店として登録することで、配達スタッフや配達する車両が無くても手軽にデリバリーを導入することができます。
本格的にデリバリーを行っていきたいと考えている場合は、新たにスタッフを雇うのがおすすめで、自店舗のスタッフによって配達を行うことでフードデリバリーサービスに支払う手数料を抑えることが可能です。
また、近くにオフィス街がある場合は、デリバリーよりもテイクアウトを強化していくのがおすすめです。弁当や丼ぶりなど、テイクアウトしやすいランチメニューを充実させることで売り上げアップを見込むことができます。
飲食店の売り上げを伸ばすコツ⑨料理に使用している食材を見直してみる
料理に使う食材は、仕入価格を重視すると言う方もいれば、品質を最も重視していると言う方もいるなど、食材の選定方法はお店によって様々です。
一度選定した食材は、その後も仕入れを継続して同じメニューに使い続けると言う方が多いかもしれませんが、同じ食材を使い続けるのは、決して良いことではありません。
仕入れを開始した当時は、品質&価格ともに満足のいく食材だったとしても、その後に今仕入れている食材よりも品質が良く、尚且つ価格も安い魅力的な食材が登場している場合もあることから、定期的に食材の見直しを図っていくことも大切になります。
これまで食材を仕入れる際には、数件の卸業者に見積もりを依頼し、その中から好条件を提示してきたところから食材を選定する言うやり方が多かったかもしれませんが、近頃では業務用食材を扱うインターネットの仕入れECサイトを活用することで、簡単に食材の比較が行えるようになり、従来よりも効率よく食材を選定できるようになりました。
食材を見直すことで料理の質をさらにアップできる場合もあり、クオリティの高いメニューを提供することで顧客満足度も上がり、売り上げアップも期待できることでしょう。
まとめ
今回は、飲食店の売り上げを伸ばす様々な方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
飲食店は星の数ほどあり、その中から自身の店を選んでもらうには、客観的に見て魅力的だと思える店づくりをしていくことも重要で、料理だけでなく、何度も足を運びたくなるような雰囲気を作り上げていくことでリピーターも増加し、それに伴って売り上げも順調に伸びていくはずです。
またそれだけでなく常日頃からスタッフ達とアイデアを出しあったり、意見交換をしてみたりとコミュニケーションをとっていくことも大切です。
スタッフと良好な関係を築いていくことで店の雰囲気も格段に良くなり、お客さんも気持ちよく利用できるようになることで、顧客も増えていくかもしれません。
飲食店を経営している方も、これから飲食店を開業予定と言う方も、是非参考にしてみてください。
監修者
アートアンドヘルスケア株式会社
代表取締役
『「いいもの、いい会社」を広める支援することで、世界を一歩前進させる!』という想いで「食品、サプリメント、化粧品等で累計500億の販売してきたノウハウ」を提供しているコンサルタントEC売上4000万を1年半で1億2000万に。【年商3億→年商100億などの実績あり】
集客法、リピート促進法(ファン作り)、また販売のシステム化のアドバイス、実装までを支援してます。