丸本酒造株式会社
丸本酒造株式会社商品特集コーナー
丸本酒造は慶応三年(1867年)創業、1987年より自社で酒米栽培を始めた全国でも非常に珍しい農産酒蔵です。2009年に、日本で初めて世界3大有機認証を加工・栽培工程の双方において取得しました。醸造家の求める酒米作りによって、日本酒は品質や文化面で更に完成したものとなります。春は圃場で稲を育て、そして冬は蔵でお酒を造ります。そうして、土地の風土に根ざした美味しい日本酒が醸されるのです。
自然と調和する美酒
企業情報
豊かな土地で育まれた、こだわりの酒米
丸本酒造のお酒は、自家栽培の酒米から生まれます。蔵が位置する岡山県浅口市鴨方の豊かな自然の中で、無農薬・無化学肥料で育てられた酒米「山田錦」は、その土地ならではの生命力に満ちています。この米の旨みを最大限に引き出すため、丁寧な米作りから酒造りまで、すべての工程を自らの手で行っています。
酒米の自社栽培
当社は1987年に山田錦の自家栽培を開始し、酒蔵自ら米づくりから行う「ドメーヌ蔵」としての姿勢を貫いています。単に米を栽培するのではなく、麹米・掛米など酒造りの目的に合わせて土づくりから栽培方法を設計。等級にとらわれず肥料設計を最適化し、雑味の要因となるタンパク質を抑えた酒造適性米を育てています。さらに、日本国内の有機JAS認証に加え、米国(USDA)およびEUのオーガニック認証を取得し、安全・安心の酒造りに取り組んでいます。
酒造りへのこだわり

原料準備(米洗い・蒸し・酒母・麹)
米洗いは美しい味づくりの第一歩です。限定吸水で吸水歩合を0.1%単位まで管理し、温度と時間を徹底します。蒸しは外硬内柔を狙い、麹菌が芯に伸びやすい状態に仕上げます。酒母は香りや発酵力の基盤であり、衛生管理と原料品質が重要です。麹づくりで味の方向性を設計し、酵素量や形を調整して目標の酒質を導きます。

発酵と搾り(もろみ・圧搾)
もろみは糖化と発酵が同時進行する並行複発酵で、酒造りの総決算です。温度や溶解状態を先読みし、香味の均衡を保ちます。圧搾はヤブタを用い、衛生と機器バランスを厳守します。渋みや異臭を防ぎ、中汲みを分離するなど酒質に応じた対応を行います。圧力や流速管理で香味を損なわず、最後まで細心の注意を払います。

熟成・貯蔵とブレンド
生酒は−5℃、純米は10℃で最適温度管理を行い、狙う酒質に合わせて熟成させます。フレッシュさを活かす酒もあれば、滋味を重ねる設計の酒もあります。当蔵では25年以上の熟成酒をブレンド用に保有し、必要に応じ古酒を掛け合わせます。香味や余韻の調和を大切にし、安定した温度で酸化を抑え、品位ある味わいを整えます。
米作りへのこだわり

蔵人がめざす米づくりと自社栽培の始まり
美味しい酒を造るには、酒造りに寄り添う栽培設計が欠かせません。水や土、地域の自然に向き合い、自社の醸造に最適な酒米を育てます。6代目当主は1986年、原価の半分以上を占める米に着目し、将来の安定と品質向上のため自社栽培を開始しました。周囲の冷ややかな反応の中、3反5畝から始め、現在は20町近く、60枚以上の圃場を管理し、土壌分析や施肥設計を行っています。

酒造りに寄り添う米作りと三黄作り
酒蔵は米のタンパク質を減らすため高精米を行いますが、大粒化を目指す従来農法はタンパク質を増やす傾向があります。当蔵はこの「タンパク矛盾」を解消するため、永谷正治氏の教えによる「三黄作り」を採用。苗期、幼穂形成期、稲刈り期の3回、稲を飢餓状態にし潜在能力を引き出します。さらにポッド苗法で根を傷めず植え、太く広がる稲に育て、倒伏を防ぎます。こうして香味に雑味を残さない酒米を生み出しています。

目的別栽培と選択収穫
圃場ごとの個性を見極め、麹米用・掛米用の目的別栽培を行います。全圃場を土壌分析し、3年ほどかけて土壌改良を実施。それぞれに最適な施肥設計を行い、適地で育てた米を用途別に収穫します。さらに乾燥、籾摺り、調整、保管まで目的別に区分する「選択収穫」により、酒造りに必要な原料米の品質を安定的に確保します。この一貫管理が、酒質設計に沿った安定した仕込みを可能にしています。

日本酒の製造販売
慶応三年の創業以来、絶えることなくお酒を造り続けてきました。 幕末や第二次大戦をこえて、風土の中に守られてきました。 これからも、時代の変化と共に、この土地の味を造りたいと考えています。 そのために、ここの水、ここで栽培されたお米、この地に住んでいる人々による酒造りが不可欠です。 流行に左右されることなく、最高級に完成されたお酒づくりを追求して参ります。 人の体になじみやすく、そして美味しく飲めるお酒。 飲んで頂く方の健康を願い、これからも酒造りを続けて参ります。
本社所在地 | 〒719-0232 岡山県浅口市鴨方町本庄2485 |
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代表電話番号/FAX | 0865-44-3155/0865-44-3156 |
代表者名 | 丸本 仁一郎 |
営業所・店舗数 | 2店舗 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 15人 |
年商 | 1億9,000万円 |
設立年月日 | 1952年9月1日 |
URL(HPアドレス) | http://kamomidori.co.jp/ |
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